☆彼の奥様は、アイラインに入会して一人目のお見合いでした。「彼女を待っていた8年間だった」とも言えますが、ただ待っていたのではなく、その間、お見合いを自分磨きの場にして、ジワジワとカッコよくなっていかれたのが良かったのだと思います。現在、彼は二児のパパです。

婚活コラム【幸せデコボコ】⑩俳句詠み「婚活疲れ」吹き飛ばす

「婚活」という言葉が流行し始めたのは10年ほど前。その裏で、昨今は心療内科に「婚活外来」という窓口まで登場し、私も「婚活疲労症候群」といわれる方をたくさん見てきました。婚活では断られたり断ったりを短期間に何回も繰り返します。真面目に受け止めると病んでしまいかねません。
8年間の婚活の末、結婚したIさんも、真面目だったせいか婚活疲れの時期がありました。ただ変わっていたのは、断られるたびに一句詠んだメールが届いていたこと。「ミンミンと蝉に合わせて俺も泣く」「届かないおぼろ月夜のような君」。こんな感じです。正直、返信には困りましたが。
彼の話をブログに載せると、会員の方から「自分は1年しか頑張っていないのに諦めたら駄目ですね」という声が多数寄せられました。彼の長い婚活は会員の方を勇気づけてくれたようです。彼は俳句を詠むことで自分を客観視でき、おかげで病まずにすんだのだと、後で気付きました。そして、彼の俳句には私のことまで気遣う優しさとサービス精神が込められていたことも。名句の数々、全部残しておけば良かったと後悔しています。(婚活事業所アイライン代表、福岡市)